限り有る資源 無垢材買付け
先日、木場へ現在進行中の都内某所のお寿司屋さんに使うカウンター材を選びに行きました。
私もこれが5回目になります。
選びに行くといっても、勿論一見さんは無理。
知り合いの材木屋さんから の伝がないと一般には売って貰えないのが殆どです。
ちょっと堅苦しそうと思われるでしょうが、工場に入れば話し好きのお やっさん達が集まってきて、
木に纏る色々な話を仕事そっちのけでしてくれます。
その話が非常に勉強になり且つ面白い。
同じ木でも産地が違うと風合いも、癖(反りや、狂い)も違 うし値段も違う。
ある国では希少性故に輸出禁止になっている木材を、種だけ輸出して別 の国で育ててそれを輸入する。
などとどんどん話が出てきて飽きません。
お客さんの材料そっちのけで聞き入ってしまいます。
振り返るとお客さんも、ふんふんと聞き入っている始末。
そんなこんなでやっとこさ眼鏡にかなうハードメープル材を発見!
一同ホッと一息。
これで引き渡しに間に合うぞ。
今は防腐剤などでくすんで汚いですが、製材すると見事な木肌のカウン ター材に変貌を遂げます。
このギャップもたまりません。
今回見せて頂いた木材は5種類、他にも南洋材から北米、ヨー ロッパなど10種類くらいは山の中に積まれてました。
ただ共通して言えるのは、どんな木材も限りがあり今はまだある海外産 の木材も、
近い将来日本には入って来なくなるだろう。
という事です。
現在、木場の材木商の数は最盛期に比べ3分の1以下にまで 減少したと言われております。
写真を見ると一見無限にありそうな気がしますが、将来木が自由に使えない世界がくるかもしれません。
我々の仕事は木材無しでは成立しないだけに、複雑な気持ちになりました。



上山洋一郎